Kentaro's Blog

知ったこと、学んだことを自分へのフィードバックのつもりでブログに書き残していきます。 間違っている箇所は批判していただけると助かります。最近は就活関係のことが多くなりそうでう。

『007 Spectre』感想/前作よりは劣る印象..

 

 

久々に実家に帰省した際、ふらっと立ち寄った映画館で鑑賞。

思ったこととか、感想をちょこちょこっと書き残しておきます。

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ストーリー:ボンド(ダニエル・クレイグ)は、少年時代の思い出が詰まった生家“スカイフォール”で焼け残った写真を受け取る。彼はM(レイフ・ファインズ)が止めるのも無視して、その写真の謎を解き明かすため単身メキシコとローマを訪れる。死んだ犯罪者の妻ルチア(モニカ・ベルッチ)と滞在先で巡り合ったボンドは、悪の組織スペクターの存在を確信する。(引用:シネマトゥデイ:http://www.cinematoday.jp/movie/T0019916

 

まず、ストーリーがとても長い・・。序盤のメキシコシティーからローマ・オーストリア・モロッコそしてイギリスとボンドは世界中を巡るわけだが、どのシーンもどこかでみたことあるようなアクションばかり。そして、銃弾が数発当たっただけで墜落するヘリコプターをはじめディティールが結構めちゃくちゃでリアリティをあまり感じなかったです。

 

そして、ボンドガール。

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 レア・セドゥ演じる今回のボンドガールですが、どこにでもいるような白人女性という印象であまりパッとしなかったですね。ボンドとのラブシーンも『カジノ・ロワイヤル』ほど強烈ではなかったし、意外性という意味では前作『スカイフォール』のM(ジュディ・デンチ)には遠く及ばないでしょう。

 

しかし、良かったところもあって、今回の敵の殺し屋

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デビット・バウティスタのどこまでもボンドを追いかけてくる屈強な殺し屋役は見ていて新鮮でした。ダニエル・クレイグからのボンドシリーズでこの手の「いかにも殺し屋!」って人は初めてじゃないだろうか。

 なかでも良かったのはローマでのカーチェイスやオーストリアでのチェイスが始まる直前、お互いが「どうぞよろしく^^」と言わんばかりにコミュニケーションを交わすシーン。一瞬しか映らないのですが、人殺しを職業にしている双方だからこそ通じるなにかがあるのでしょう。

 

最後に書いて書いておきたいのはシリーズ最大のヴィラン「スペクター」

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クリストフ・ヴァルツ演じるスペクターの親玉(名前は長すぎて忘れた)、実は『カジノロワイヤル』から『スカイフォール』まで出てきた悪役は全員この人の手下でした!という唐突な因果付けに、いくらなんでも後付けすぎるだろうと笑ってしまいました。

 リアル世界の権利関係でスペクターという組織が長年使えなかったらしいのですが、ここにきていきなり「世界最大の悪の組織ですよ!」と言われてもスケール感ないし薄っぺらい敵役になってしまったのは残念・・。

 

それ以外にもCを演じるアンドリュースコットがまた『シャーロック』のモリアーティみたいな死に方させられることや、サム・スミスの主題歌『Writing's on the wall』が映画にマッチしていない、やっぱり同時時期公開の『スターウオーズ』人気に押されてしまった..などなど細かいことを言い始めればきりがないのでこのあたりで感想を終わりたいと思います。

 

なにはともあれ、

ダニエル・クレイグさん6代目ボンド役お疲れ様でした!

近年の007は展開が早すぎて頭が追いつかないことも多かったですが、今回は分かりやすい伏線も多く、先の読める展開で安心しました。(๑•̀ㅂ•́)و